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ひとりぼっちの半年と独りぼっちの半年。

 ひとりぼっちの半年は長かった気がするんだ。
 何もなくて。
 ただひとりで。
 とても寒かった覚えがあるんだ。

 寂しいとか。
 悲しいとか。
 そういう感情はあんまりなくて。
 ただ胸の辺りに空白を感じただけ。
 ただ、空っぽな心を感じただけ。

 どうしようもないくらいひとりで。
 みんな僕を嫌ってた。
 睨まれたり。
 陰口を言われたり。

 どうしようもないくらい闇を感じた。
 馬鹿みたいかも知れないけど、本当に感じたんだ。

 ああ、人はこんなにも暗いものなんだ、と。
 僕が今まで大好きだった人達は、
 本当はこんなにもどろどろと黒いものだったのか、と。

 ひとりは苦しくなかった。
 ただ、空洞を感じただけ。
 でも、今まで綺麗だったものが、温かかったものが、
 暗くて黒くて目もあてられない程冷たいものに変わってしまった。
 それだけが、苦しかったように今は思う。

 遠くから見たみんなの笑顔は、とても綺麗だったんだ。
 キラキラしていて、とても楽しそうだったんだ。
 ああ、僕のいないみんなの世界はあんなにも輝いているんだなあ。
 それならそれでいいと思った。

 だから、もう黒くなる必要はない。
 みんなは、僕がいない世界で生きればいいんだ。
 僕はもうみんなの所にはいかないよ。
 だからもう、どろどろしていて冷たいものを発する必要はないんだ。
 みんなは、もっと綺麗に笑えるのだから。


 そんな事を、今は思う。
 次、あの頃のことを思い出して同じことを言うかどうかは
 分からないけれど。
 今は心の底から、そう思うんだ。

 今も、ひとりでない訳ではないけれど。
 今も、相変わらず独りだけれど。
 今は、きっと一人ではないから。



 ひとりの半年は長かった気がする。
 そんな覚えがある。
 でも、独りの半年はあっという間な気がするんだ。
 どうしてだろうね。
 ああ、きっと。
 一人では、ないからだ。



 
 

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白雨南風

Author:白雨南風
081018
好き:寝ること、湯船に浸かること
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